「新しいakiを発見して」

Laputa Without your L FILM LIVE 2026 参加記録

2026.09.30

2026年9月26日、TIAT SKY HALL

TIAT SKY HALL 会場入口の写真
会場入口。おそらく「Feelin’ the sky」の映像の一部だと思われます。

2026年9月26日、羽田空港にあるTIAT SKY HALLで開催された「Laputa Without your L FILM LIVE」に参加しました。

akiさんが亡くなってから3年。私は、もともとの4人編成だったLaputaを一度もライブで見ることができませんでした。そのため、今回が私にとって初めて、現在のLaputaを実際に会場で見る機会になりました。 けれど、私にとってLaputaの音楽の中からakiさんがいなくなったわけではありません。

2024年には「ALL BURST」、2025年には「Without your L」が行われましたが、私はどちらにも参加していません。2024年のライブを収録したDVDが2025年に発売され、さらに2025年の「Without your L」では、akiさんの存在を消さず、ファンのみんなの楽しみを消さない、だからLaputaを続ける、という言葉があったそうです。

2025年当時はこれが最後にしようと、メンバー3人は考えていたものの、ライブ前日に再度話し合った結果、Laputaを続けていくことが決まりました。今回のフィルムライブは、その2025年のライブ映像をもとにした上映イベントです。

そして、この日のMCで一番印象に残ったのが、Kouichiさんから出てきた「新しいakiを発見して」という言葉でした。

「新しいakiを発見して」

これは、2027年のライブに向けて、これまで使われていなかった、あるいはまだ公開されていない過去のakiさんの映像をメンバーたちが探し、編集している、ということだと理解しました。

過去に残された映像を掘り起こし、それを使ってこれからのLaputaを作っていく。「新しいakiを発見して」という言葉には、そんな今後の活動の方向が凝縮されているように感じました。

「エアー、ダメです。」

もうひとつ、この日のMCで特に印象に残ったのが、Kouichiさんの「エアーギター」をめぐるやり取りです。来年の豊洲PITでのライブを発表した際、

Junjiさんが「こーちゃん、ギター弾くんだよ!?」と言い、続けて「エアー、ダメです」。するとKouichiさんが、「失礼なこと言うなぁ! エアーでやったことなんかない。」

このやり取り、なんだか少し酔っぱらったおじさん同士のようで(笑)、とても面白かったです。

ここでJunjiさんがKouichiさんのことを「こーちゃん」と呼んでいたのも、なんとも微笑ましい場面でした。長く一緒にやってきたメンバー同士の距離感が、ふっと見えた感じがします。

メンバーたちは普段どのように呼び合っているんでしょうか。90年代の音楽雑誌記事では、メンバー同士が「君」付けで呼んでいる記事が多い一方、Junjiさんは末っ子なので「Junji」と呼び捨てにされる場合が多いようでした。JunjiさんがKouichiさんを「こーちゃん」と呼んでいるのは意外でした。

こういう何気ないやり取りを含めて、この日のMCはとても面白かった。でも同時に、メンバー同士にも、そしてファンにも、Laputaへの愛情がたくさん詰まっていたように思います。

「akiの映像なくなったら終わりだから」

2027年のライブについて、さらにKouichiさんは、「akiの映像なくなったら終わりだから。1~2年に1回しかできないけど……Junjiが頑張るからね!」と話していました。

その言葉を聞いて、Laputaが「過去を再現する」のではなく、残されたものを使いながら、akiさんの意思も継いで、できる形で未来へ進もうとしているのかな、と感じました。

2027年、豊洲PITへ

2027年9月4日・5日には、豊洲PITでライブが開催されます。

Junjiさんは「Laputaを続けると言った限り、毎年何かする」と話し、KouichiさんもTomoiさんも「来年楽しみにしててください」と語っていました。

「マイペースでやるので、ついてきてください。」

今回のイベントは、私にとってLaputaの過去を見るだけの時間ではありませんでした。今のLaputaがこれからどこへ進んでいくのかを、初めて自分の目で見届けた時間だったと思います。

当日の記録

※手書きのノートをもとにした文字起こしのため、書き損じや記録違いがある可能性があります。ご了承ください。

会場へ

入場前には、キーホルダーとDVDを購入し、サイン入りのカードもいただきました。

サイン入りカードの写真
サイン入りカード。akiさんのサインの代わりに、aki画伯による自画像の似顔絵が描かれていました。せっかくなので、持参したakiさんのサインと記念撮影。偶然、全員シルバーのサインペンで書いたサインでした。

入場前

入場前のチケットの写真
入場前に撮影したチケット。

18:45 定刻になり、メンバー登壇。

Tomoiさん(T)、Junjiさん(J)、Kouichiさん(K)の順でステージ袖左から登壇。左からK・J・Tの順で並ぶ。

服装は、Kouichiさんが黒のシャツとクロップドパンツ、ウエストベルト、サングラス、革靴。Junjiさんはロングカーデスタイル、革靴。Tomoiさんは黒のジャケット、デニム、キャンバススニーカー(コンバース的な)。

3部はTomoiさんが司会ということでしたが、JunjiさんとKouichiさんの方が喋っていたと思う。特にKouichiさんがよく喋る。

T:朝から来ていましたが、天気の悪い中ありがとう。Without you Lのフィルムライブということで、通しでみています。Kouichiくん、2部は盛り上がったらしいですね、歌ったの?

K:2部に来てくれた人~?(2部参加の廃人さん手を上げる)

T:楽屋でモニターで見てて、声がよく聞こえた。3部のMCは僕ということで。フィルムライブの内容はDVDの編集とは違っていて、本日用に用意しました。音も良くて、臨場感あふれる内容です。

J:お知らせですが、もう知っている人もいると思いますが、Laputaは、来年9月4日と5日、豊洲PITでライブをします。

T:曲順とかもう話しているしアイデアも出ているので、見に来てください。

J:ライブ2daysやるから空けておいて

K:(突然サングラスを客席に投げる)あげるっ!(廃人たちの黄色い声)

J:Laputaを続けると言った限り、毎年何かするので、楽しみにしててください。僕一生懸命頑張ります。こーちゃん、ピットに向けてなにかある?

K:何が?

J:2days大丈夫ですか?

K:……

J:ギター弾くんだよ!?

K:まじで?

J:エアー、ダメです。

K:失礼なこと言うなぁ! エアーでやったことなんかない。

K:新しいakiを発見して……見つけるのはこいつ(J)なんだけど、編集で、昨年演っていない曲も演る。

J:曲順はKouichi君が決めた。

J:リクエスト受け付けないの? あと1、2曲いけるんじゃない?

K:無理。無理っていうか、来たら泣くで?

J:約束しますか?

J:akiの映像頑張ってね。

K:だからぁ、2部でも言ったけど、akiの映像なくなったら終わりだから。1~2年に1回しかできないけど……Junjiが頑張るからね!

T:では、楽しんでください。

― 上映会 ―

昨年の内容から一部の曲を抜いて上映。曲目は後述。

上映会の最後には、「2027年9月4日、5日、豊洲PITでライブ開催決定!」と表示されました。

― 上映後、メンバー再度登壇 ―

J:お疲れ様でした

T:ありがとうございました

J:ギタリストは深い眠りに入って……

K:一応起きたけど!

(会場後ろからKouichiさんが登場し、客席中央の通路を通ってステージへ。最後に1列目の人の髪をくちゃくちゃにしながら!)

K:目覚めた……(と言いながらステージ上へ)

T:……(なんとも言えない表情)いかがでしたか?

J:3部ありがとうございました。今年のLaputaは、人前での活動は最後ですが、来年9月4、5日、本当によろしくお願いします!

T:約一年後ですが、楽しみにしてますんで、お会いしましょう。

K:……?

J:最後に写真撮りましょうか、Kouichiくんと。

K:まじで?

J:顔ダメな人隠して~

(スタッフがステージからスマホでLaputaと客席の写真を3枚ほど撮る)

J:誰かのSNSの中で乗っけるかもしれませんが、こうやって1年に1回だけでも皆さんに会える。マイペースでやるので、ついてきてください。

T:今日はありがとうございました。

K:これ3部ですか? 3部の割にはすごく人が来てる、なんでっていうのか。おそらく俺のファンばかりだけど(突然投げキッス)。来年楽しみにしててください。

J:気をつけて帰ってください。(終わり)

上映曲目

当日の上映順は以下のとおりでした。

おわりに

この日のイベントは、笑ってしまうようなMCもあれば、涙が止まらなくなる瞬間もありました。

メンバー同士のやり取りはどこか可笑しくて、でもその奥には、akiさんへの思いと、Laputaを待ち続けるファンへの思いが感じられました。

私にとっては、これが初めて見る「今のLaputa」でした。akiさんがいた頃のLaputaをライブで見ることはできなかったけれど、残された映像を通して、その時間に触れることはできる。そして今のメンバーは、その映像を過去に置き去りにするのではなく、「新しいakiを発見して」、次のライブへつなげようとしている。

その姿を実際に会場で見ることができたことは、私にとって大きな意味のある一日でした。